We are モテナイーズ「猿ヶ京温泉」第一話
  : We are モテナイーズ「猿ヶ京温泉」第一話

3/May/2003 : |OTHERS VOICE

We are モテナイーズ「猿ヶ京温泉」第一話


ゴールデンウィーク。
そう、社会人に取っては年に一度の大型連休です。
そんな休みの日になぜか男だらけでジオキャッシングやったり温泉行ったりしてしまう、悲しき「We are モテナイーズ」のさえない面々。
誰もレポートを書こうとしないんで旅の思い出に俺が書きます。
ていうか一番忙しいのは俺じゃないのか? 他にまとめるヤツはいないのか?

記事、写真 :
まがり(2003年)



5月3日 早朝。有明
今日から3連休! そしてなぜか男だらけの温泉旅行!
集合時間が何時なのか、宿がどこにあるのかなど不明な点ばかりというか、知ってることの方が少ないというか、あんまり張り切るようなもんでもないので地味ィな気持ちで遊びに行ってこよーっと。

で、なーんで早朝から起きてるかっつーとですね、ディファ有明で行われたVISION QUESTのパーティーに遊びに行っていて今から帰るところなんですよーん。いやー、SKAZIのライブかっこよかったー。でもモンノスゴイ人の数だったし、フロアでブっ倒れている人(どう見たって飛び過ぎ)がいてもみんな無視してたのは東京のパーティーの縮図を見るようでした。
ええ! 俺はいいアニキですからインド人と二人でその人を助けてあげましたよ。みんなもオーバードーズには気をつけてね。パーティーは助け合いの精神で楽しみましょう!


5月3日 お昼。目白
今回の旅行の主催者である牛毛より連絡入る。「そろそろ行くぞ」とのこと。
「おう」と返事は返したけれど、まったく支度してないっつーか、まだ眠ってたっつーか、なんつーの?
なんでもすでに高崎で待ってるヤツがいるので急げとのこと。高崎ってどこだ? まぁ支度をして、牛毛との待ち合わせ場所として指定された赤羽に向かうことにしよう。赤羽なら池袋から乗ればすぐだよねー。


5月3日 14:30 赤羽
赤羽意外と遠いじゃん・・。集合時間に約30分遅れて到着。牛毛、yuzo(初対面)と合流。ずいぶん待っていたらしいけど、集まるのが早いんだよ! 俺はもっとゆっくり眠りたかったワーン。さらに高崎でヒロキックという男が待っているとのことにつき、急いで赤羽を出発することに。でもとりあえず売店でお菓子(俺はイカの姿フライ、牛毛は酢コンブ、yuzoはビール)を購入。


5月3日 15時すぎ。よくわからん電車
安いこと、これは正義だ。というわけで特急を使わず各駅停車でドンドコ進む。道中、制服姿の女子高生が乗ってきたのでいい大人の3人組は気づかれない程度に大騒ぎ。俺は女子高生の制服を着たことと脱いだことはあっても、脱がしたことはないんだよねー。地方の女子高生はスレてない感じで好感が持てる(オヤジの意見)。yuzoは女子高生を眺めながらビールを飲む。


5月3日 17時すぎ。高崎
高崎にやっとこさ到着。ここでヒロキック(初対面)と合流。どういうルートで来たのか忘れちゃったけど高崎ですげぇ待ってたらしい。
はい。確かに当初の予定では高崎に昼過ぎには到着するハズでした。でもヒロキックが高崎に着いた頃に俺は目白にいたかなー。はっはっは。
で、ヒロキックはなぜか異様に厚着。他のメンバーはTシャツ姿なのにヒロキックだけはスウェットパーカーに、なにやらもう1枚羽織るものを持っている。熱い男だ。

んで、目指す最終目的地の駅名は「上毛高原」というらしい。「特急しか止まらない駅」と聞いてたけど、特急しか止まらない駅なんであるわけないじゃーん。各駅停車でドンドコ安く行こう!と考えていたところ・・・、なんとこの「特急」って新幹線のことだったノダ!
えええ? 新幹線しか止まらない駅? ていうか新幹線? ぎょー、お財布の中身が心配。。
でも仕方ないので新幹線に乗ることにすると、あれ? 特急料金800円? なんだか全然高くないぞ。ほんの15分しか乗らないからそんなものなの? 俺の中で「新幹線=新大阪」くらいのイメージだったんでもっと高いかと思ってた。まぁ一安心ですな。思えば新幹線なんて大学受験のとき以来です。ちょっとワクワク。


5月3日 17時すぎ。新幹線
きゃー! 新幹線快適!
はーしーるー、はーしーるー!
他の乗客は出張帰りのサラリーマンみたいなのしかいないのに、男4人は盛り上がる。みんないい年なのにね。


5月3日 18時前。上毛高原
ようやく最終目的地の駅に到着。時間が遅いこともあってか駅はちっとも賑わっていない。
ここからバスかタクシーで「猿ヶ京温泉」まで行けばやっとこさゴールらしい。
で、宿泊する旅館に電話をかけて送迎してもらないか頼んでみたところ
「忙しいのでムリです。タクシーかバスで来てください」
とあっさり断られてしまう。まぁ到着時間も遅いし仕方ないかー。

が、んが。タクシーに乗ると5000円以上かかることが今さら判明。いい年した男4人(全員社会人)は思い切り腰が引けてしまう。

「高いよなー」
「高い。高すぎだろ」
「バスあるんじゃねぇの?」
「バスで行こうぜ。バス!」

しかし。観光客が到着するような時間をとっくに過ぎていたため、駅前から出るバスはすでに終了。空白の時刻表だけが目の前にあり、横を見ると「早く乗れよ」と言わんばかりのタクシー運転手。がびーん。どうしよう・・。

ここで別ルートから猿ヶ京へ向かっていた最後のメンバー秋田君と連絡を取る。彼は駅前から出ている観光向けのバスではなく、ふつうの路線バスを使って一足先に行っているとのこと。なるほど。そーんな手があったのね。
というわけで我々も秋田君の後を追い、路線バスのバス停を目指すことに決定!

が、んが。非常に静かな駅前で満足な地図もなく、派出所は無人で役に立たず(警察って本当にダメだよね!)、ハッキリ言ってなんの確かなもののないまま、「大きな道を右に」行けば国道に出られるという話だけを頼りに歩き出すことに。

・・・ここで旅経験の長いマガリはイヤーな予感がしておりました。

コイツらと一緒では絶対に路頭に迷ってしまう・・。バス停がどこにあるかも分からないし、どのくらい遠いのかも分からないのにただ歩くのはアホだ・・。もうすぐ日も暮れ始めるというのに・・。
で、こういうときのために(どういうときじゃい)いつも持っているノートの1ページに
「猿ヶ京に行きたい」
と大きく書いて、バス停を探して歩きながらもヒッチハイクを試みることにしました。


5月3日 18時すぎ。群馬県の道路
いやー。どこまで進んでもバス停なんて見えやしない。つーか今進んでいる道が正しいのかどうかも分からない。
車が来たら親指上げてヒッチハイクを試みてるけど、男4人で「猿ヶ京」なんてまずムリだよなー。これが俺1人だったり、目的地がもっと生活に密着した場所であればヒッチもできるかもだけど、地元の人は猿ヶ京なんてなかなか行かないんだろうなー。
自分でやっててダメっぽい感じがするのが情けない・・。なんとかバス停を見つけないとな。もうすぐ日没だし、日が暮れたら本気でヤバイぞ! つーかコイツらは危機感を持ってるのか?

気楽な観光気分で来ていたのに、なんだかいつもの旅と同じになってきてしまった・・。


5月3日 18時すぎ。群馬県の国道
やっと国道に到着! この国道沿いにバス停がある、ハズ。
そして上を見上げると「猿ヶ京温泉まで12km」の看板が・・。方向は間違えていないようだけど、12kmって歩くと3時間はかかるぞー。早くバス停を見つけないと。


5月3日 19時すぎ。群馬県の国道
どこまで行ってもバス停は見つからない・・。ヒッチもいい加減疲れてきた。ここで牛毛が旅館に電話して再度送迎を依頼。宿の人はタクシーかバスで来てるもんだと思ってたようで、歩いているという事実を知って驚いた様子。
で、なんやかんやと話した結果、もう少し行けばバス停が見つかるだろうからなんとかバスで来てほしいが、本数が少ないのでもし待ち時間が長くかかるようであればバス停まで迎えに行く、との約束をこぎつける。

つーか電話をしてるのが牛毛のため、横で聞いている俺は非常にヤキモキする。もっと強気で攻めて迎えに来させろよ!と思って仕方ない。ウギー。


5月3日 19時すぎ。バス停
お、あれは! あの赤くて丸いのは!
やっと見つけましたバス停です!
つーか遠かったなー。1時間以上歩いていました。これが行く当てのない一人旅ならまだいいんだろうけど、今回は旅館の予約もしてあるし、早いところ到着して温泉入ってメシ食って休みたかったんでキツかったなー。

で、バスの時間を見ると次のバスまで30分以上ある。

いえーい! さっそく旅館に電話をして「バスがかなり先なんですよねー。迎えに来て下さい」と依頼。
やっとこさ宿の人も迎えに行くことを了承してくれる。はー。助かった。

夕焼けとバス停



5月3日 19時すぎ。自動車の中
ぶひー。送迎の車がやってきました。
予想通りの車と予想通りのオバハンで、せっかく来てもらったんだからムリヤリにでも車内の会話を盛り上げようと努力してみるけれど微妙に盛り上がらない。なぜか。それは我々の力量不足ではない。あまりに話題がないのだ!

「特産品ってなんですか?」
「いやー、特産品ってものもないんだけどねー」

これでは、話が続かない・・。


5月3日 20時前。旅館到着
やっと! 東京を出てから5時間もかけて宿に到着しました! これでメシも食えるし温泉も入れるぞー。助かった・・。
ロビーに入ると胡散臭い男が2人。福島から別ルートで来ていた秋田君(数年ぶり)とファイター(初対面)でした。

パンパカパーン!
東京を出発して6時間、ついに全メンバーが揃いました!
これからはうまいメシ食って、温かい風呂に入って、騒いで眠ってリラックス!!

いいいいえええええーーーーーーーい!!!!

そそくさと受付を済ませようとすると、明日の朝食の時間を訪ねられた。
なんと恐ろしいことに明日のチェックアウトは朝10時とのこと。

ドヨヨヨヨーーーーーーーン。

休みの日だっつーのに朝の10時にはもう追い出されるワケ?
きついなー。とりあえず朝食は8時にしてもらったけど、朝8時なんてふだんでも寝てる時間なんだけどなー。

で、そんなこんなで受付を済ませ、ひとまずメシの前に風呂に軽く入ろうということで部屋へ案内してもらう。
ふーむ。本当にベーシックな旅館って感じ。で、お茶とよくわからないお茶菓子を食べ飲みしつつ浴衣に着替えつつテレビの有料チャンネル(快傑エロチャンネル)はないものかとザッピング。でもエロチャンネルはありませんでした。一同、非常に残念がる。

で、とにかく風呂ですよ風呂! 浴衣に着替えた「We are モテナイーズ」の面々は我先にとチンコを揺らしながら露天風呂へGo!

かぽーん。

いぃやぁー、いいお湯だーーねぇーー。
と、思ったのもつかの間。隣の女湯(露天)から人の声が! 当然、我々は我々のなすべきことをする。垣根の横から見えないものかと尻丸出しで目を凝らしてみたり、お湯が下でつながってるのが分かると潜ってみたり。
なんかね、卵子を目指して突進する3億の精子を見ているようでした。けなげでした。

で、しばらく風呂に入って気づいたこと。それは「あんまり温かくない」という全員一致の皮膚感覚。
そう! 風呂のお湯が熱くないのだ! ふつうの風呂って入ってるとどんどん体が温められていくものなのに、ここは反対にどんどん体温が奪われていく・・。女湯からの声もしなくなり、男だらけの露天風呂を改めて見てみると大して広くもないし・・。

ウギー!!

ここまで疲れを癒しにやってきたのにちぃっとも疲れが取れないではないか!!
とりあえず腹も減ったしメシの時間も近づいてきたので風呂はこの辺で終了させ、大広間に向かうことにする。


5月3日 20時すぎ。大広間
今回の旅行先が群馬と聞いて、ちょっと不安に感じることがありました。温泉のある旅館に泊まるときの夕食はなんといっても海の幸!なんだけど、群馬って山の中じゃん・・。ウマイ刺身が食べたいけど海の幸は出るのかなぁ・・。とーれとれぴーちぴちは堪能できるのかなぁ・・。

で、だ。

見事に予想が的中! 夕食は海のものとも山のものともつかぬ、「恐ろしく冷え切ったテンプラ、気持ちほどの刺身、山菜の和え物、木の実」といった内容・・。旅館でよく出る固形燃料を使った小さな鍋物もあったけど、「今日はイノシシやカモの肉がなくてねー」ということで肉はふつうの牛肉・・。オイ! ここまで来て牛肉かよ!
たしかに到着がすごく遅れたこともある。が、んが。かーなーり冷え冷えのラインナップ。鍋が温かいというだけで感動してしまいそうになる。ヤバイ。こうなりゃ意地でもテンションを上げるしかないでしょ!と体毛を丸出しにしながら無意味に大騒ぎをする男6人。
華のないまま食事は進んでいく。

で、俺は酒を飲まないんでお茶でも入れようと茶っ葉を急須に入れてたら、ギャフン!
大騒ぎの余波をくらって茶っ葉を豪快にひっくり返してしまったのだ!

畳の上にちらばった茶っ葉を見た男6人の考えはひとつ。

「やばい。これでは怒られてしまう・・・」

怒られるのはイヤなのでいろいろ考えた結果、ここの大広間って木の床の上に畳マットみたいなのを敷き詰めているんですね。ということで、さながら伊賀忍法を使うかのように畳をひっぺがしてその下に茶っ葉を封印しておきましたー。

フー、これで一安心。とりあえずは俺らが帰るまでは気づかれないだろう。


連続写真・食事の風景





5月3日 21時前。旅館の部屋
さえない食事も終わり、部屋に帰ってダラダラする。これから夜に備えて買い出しに行っておこうということになり、全員浴衣姿のまま雪駄を履いてコンビニまで歩く。雪駄の鼻緒が食い込んで痛い。ハイレグってこんな感じなのかな? 今度Tバックパブに行ったときに聞いてみないと。


5月3日 22時前。セブンイレブン
ここは温泉街だし、外は浴衣姿がたくさんなハズ! できれば浴衣ギャルとも仲良く・・なんて思ってたのに、ぎょぎょ! 誰も浴衣なんて着ていない! なんだか非常にオノボリさんな男6人組。
当然のように酔っぱらいにからまれたりしつつも、一人の老婆から「コノサキニサイキンデキタロテンブロガアルヨ」という有力情報をGET!

旅館の風呂でかなり不満のたまっていた「We are モテナイーズ」は老婆にさんざん感謝の言葉を伝え、その露天風呂を目指すことに。

「で、どっちなんだっけ?」
「え。俺聞いてないよ。おまえ話してたじゃん」
「いやー、俺もぜんぜん聞いてなかったんだよねー」

というわけで、いつものように話を盛り上げるだけ盛り上げるクセに肝心なところはまったく聞いていない「We are モテナイーズ」。けっきょく看板を探しながら歩きまわる。


5月3日 22時すぎ。満天星の湯
寒い道を歩き続けると・・遠くに何か巨大な建物を発見!
おお! あれこそ話に聞いた最近できた露天風呂「満天星の湯」!
これまでで最高潮にテンションの上がる一行! いえーい! 温泉に突撃じゃー!!

が、んが。

エントランスをくぐるとそこには
「本日の入場は終了しました」
の看板が・・。

いやいや、そんな10時で終わるなんて早すぎでしょ。まだなんとか間に合うでしょ。ということで看板を通り過ぎて受付に行くと・・
「今日はもう終わりですよ。看板見なかったんですか?」
という、あまりに冷たすぎる一言!

キー!!
つーか10時で終わってたら満天の星なんて見えねぇんじゃないのかい!

それまでのテンション(スーパーテンションズ)もすっかりなくなり、トボトボと歩き出す「We are モテナイーズ」・・。
他にも「入浴可能」という看板を出しているところがいくつかあったけど、どうもあれって看板を片づけてないだけの様子。どう見たって真っ暗でクローズドな状態なんだよね。看板にだまされてました。


5月3日 23時前。セブンイレブン
再びセブンイレブンに戻り、酒やお菓子や水鉄砲を買い込む。
今回の旅はどうもおかしい。すべての行動がうまくいっていないように感じる。歩き出したらどこまでも歩かされ、風呂に入ったらぬるま湯で、メシを食ってもうまくなく、やっと見つけた露天風呂はクローズド。
明日はもう少しいい日であればいいなぁ。


5月3日 23時すぎ。旅館
とりあえず冷え切った体を温めるため露天風呂へ。もう女湯から声が聞こえてくることもなく、地味にシャンプーなんぞしてしまう。で、そうこうしていると先ほど買い込んだ水鉄砲で武装した全裸集団が!
(マガリは大人なので水鉄砲は買わなかったのだ)

ほどなくして風呂場は水鉄砲による銃撃戦の舞台となってしまった。みんないい年なのにね。


5月3日 時間不明。旅館
部屋に戻りお茶を飲みつつスルメを食べる。他のみなさんは酒を飲みつつ。なぜかヒロキックは「風呂上がりにはやっぱりコーヒー牛乳」ということなのか、1リットル入りのコーヒー牛乳をガブガブ飲んでいる。少しもらって飲んでみたけれど、うーむ。甘過ぎる。ていうか一晩でこれ全部飲み切るつもりなのか?

で、ムサっくるしい男が6人も集まればバカな話にならないわけがなく、まったく記憶の片隅にも残らないような会話をずぅっとしまくっていた。この状況をCIAとかがうっかり盗聴してたら「こんな意味のない会話が成立するのか? これはなんの暗号なんだ? 」って驚いたことだろう。

そして前日のパーティーで疲れていたマガリは一足先に眠りについてしまう。
遠くからは「やっぱチンコっていう言い方はカワイイよなー。それに比べてオマ・・・」というレベルの会話が延々と繰り返されているのが聞こえていた。

ぐびー。すかー。ぐびー。


>>5月4日へ

■ Thank you for reading! To be continued next adventure.....



from Dassen Hunters ©2005-∞



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